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新生児の鼻涙管が塞がっていることで涙嚢内に炎症をおこす新生児涙嚢炎について

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新生児涙嚢炎

涙の流れる鼻涙管がふさがっていると、涙嚢内に涙が溜まり細菌感染して炎症を起こしてしまうことがあります。

新生児涙嚢炎

新生児涙嚢炎とは

涙嚢

涙について

涙はまばたきをすることで網目状の薄い膜となり、常に眼の表面を覆っています。乾燥から眼を守る他に、細菌・ウイルスなどの殺菌、ゴミやアレルギーのもとになる抗原などの洗浄、角膜への酸素や栄養の補給など様々な役割をしています。

涙は涙腺(るいせん)で生産され、眼を潤したあと涙点(るいてん)に吸い込まれます。その後涙小管(るいしょうかん)を通り、涙嚢(るいのう)に集まり、鼻涙管(びるいかん)を通り鼻の奥に流れます。

新生児涙嚢炎とは

本来は開通しているはずの鼻涙管ですが、赤ちゃんが生まれた時に鼻涙管に薄い膜のようなものが残り開通していないことがあります。これを先天性鼻涙管閉塞と言います。

鼻涙管がふさがっていると涙が鼻へと流れることができません。そうすると、涙嚢内に涙が溜まり細菌感染して炎症を起こしてしまうことがあります。これを新生児涙嚢炎といいます。

新生児涙嚢炎の症状

赤ちゃんは常に眼が潤んでいたり、眼やに(眼脂:がんし)がたくさん出ている状態になります。また、涙嚢(眼頭から1センチ程下方の、鼻の付け根辺り)が腫れたり、さわると痛がったりします。
涙嚢部を圧迫すると、涙点から膿が出てくることもあります。

このような症状で眼科を受診された場合は、まず鼻涙管が閉塞していないかどうかを確認する為に涙管通水検査を行います。

 

涙点から生理食塩水を注入し、鼻の奥に通過していけば鼻涙管狭窄はなし、涙点から逆流する場合は鼻涙管閉塞症であると診断できます。逆流した生理食塩水の中に膿が混じっている場合は、涙嚢炎を起こしていると判断できます。

新生児涙嚢炎の治療

眼脂が出ていたり、涙嚢の辺りに炎症がある場合、抗生物質の点眼を使用します。点眼使用に加えて、溜まった膿が出やすくなるように、涙嚢マッサージを行ないます。

マッサージの方法は、ご家庭で1日3回、1回5分程度、涙嚢の辺りを優しく圧迫してあげるようにします。毎日継続してあげましょう。これにより鼻涙管が自然に開通することがあります。

成瀬院長より

自然開通しない場合は涙嚢ブジ―を行います。細い針金のようなものを涙点から挿入し涙嚢から鼻涙管に通し、鼻涙管の膜を破る処置をします。

新生児涙嚢炎のまとめ

赤ちゃんの眼が涙で潤んでいたり、眼脂がたくさん出たりする症状が続いている場合は新生児涙嚢炎を起こしている可能性があります。早めに眼科を受診し、医師の診察を受けましょう。

医師から点眼処方や涙嚢マッサージの指示がある場合は、自宅でのケアがとても大切になります。用法や回数を守り治療を継続しましょう。

このサイトでご紹介している病気や症状、治療方法については、代表的なものをご紹介していますが、実際の症状や治療方法などについては個人差があります。
症状などについてお心当たりのある場合は、眼科にて診察を受けてください。

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